トステムは8月8日、光触媒を使わずにガラスの表面にかかった水で汚れを落とす新技術「アクアコート」を実用化したと発表した。雨でぬれる窓ガラスなどに利用して、掃除の手間を減らすことを狙う。
アクアコートは、ガラスの表面にシリコン系の薬剤を塗布することで親水性を持たせて、かかった水を薄い膜のように広げる技術だ。この水の膜で汚れを洗い流す。耐用年数は10年程度だ。
酸化チタンを塗布することで得られる光触媒の親水性に似ているが、アクアコートは光触媒と違って紫外線を必要としない。例えば、夜間の雨でも日中と同様に汚れを落とせる。ただし、光触媒のように汚れを化学的に分解することはできない.
ところが、当社の新型光触媒は、暗所と光下で、親水性効果と暗所での汚れ分解を併せ持っています。
トンネルでの汚れ分解をご参照!
2006年9月施工して、現在でも機能が継続しています。(トンネル内部の汚れ分解)
高橋石材(香川県高松市牟礼町)は、香川県産業技術センター(香川県高松市郷東町)と共同で石材専用光触媒コーティング剤を開発、「頑固(がんこ)チタン」として販売を開始した。石材表面が汚れるのを防ぐとともに、つやの劣化防止などに効果が高い。
頑固チタンは、ナノメートル(ナノは10億分の1)サイズの二酸化チタンが主成分。紫外線を吸収することで有機物を分解するという二酸化チタンの特性を利用した。
昨年4月ごろから共同開発に着手。当初はスプレー方式で開発していたが、限界があったことから、ガラスふきのような塗り込み方式に変更。これを採用したため、石材表面の微細な凹凸にコーティング剤が入り、表面の平ら度が増すことから石材本来の光沢を高めることにもつながった。
同センターの白川寛主任技師によると、これまでの実験結果で頑固チタンに高い光触媒機能があることが判明しているほか、頑固チタンを施した石材製品は長期間にわたり高い光沢度を維持していることも分かった。
高橋石材の高橋省司専務は「墓石に頑固チタンを塗り込めば、セルフクリーニングしてくれるため、表面がきれいな状態を長く保てる。他の石材製品にも使用できる」とPR。同社では、これをコーティングした墓石を販売して他商品との差別化を図る方針。初年度の売り上げは千万円程度を見込んでいるという。
頑固チタン本液、前処理液、仕上げ液(各100ミリリットル)とスポンジなどをセットにしたキット商品価格は3万5千円。
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経済産業省は、地域資源活用型研究開発事業として、信楽焼の技術を応用し、人体に有害な有機化合物を取り除くセラミックフィルターを開発するプロジェクトを採択した。
プロジェクトには、空調用フィルター専門メーカー「三喜ゴム」(大阪)、滋賀県立大学工学部、県工業技術総合センターが参加。開発費は一年目約二千九百万円、二年目は二千万円を見込む。県産業支援プラザが、経産省に提案していた。
計画では、三喜ゴムが開発したフィルターに信楽焼の生産技術を活用。従来のセラミックフィルターに、吸着材や光触媒をコーティング加工し、VOC(揮発性有機化合物)を吸着、分解して除去する。
VOCは、トルエンやベンゼンが含まれ、光化学オキシダントの原因の一つとされる。大気や河川などに放出されると、公害や健康被害を引き起こす。大気汚染防止法に基づく排出規制もあり、フィルターは今後、需要が期待されるという。
経産省の事業は、地域資源に新技術を加え、地域の発展と環境保全に貢献する製品の開発につなげるのが狙い。近畿地区で十九件の応募があり、うち六件が採択された。
【定山渓温泉】定山渓温泉旅館組合(札幌市南区、上野昌男組合長)は、定山渓温泉の源泉100%で作った無添加のオリジナル化粧水「美泉(びせん)みすと」を八月一日から発売する。定山渓の温泉を活用した商品は初めて。同組合は「湯上がり後などに使い、つるつるお肌になって」とPRしている。
同組合は旅館やホテル十三社でつくる。食塩泉の定山渓温泉は湯量が豊富で、泉質も優れているにもかかわらず、これまで温泉そのものを活用した土産がなかった。このため「定山渓の湯の魅力をもっと観光客にアピールしよう」と、全国各地の温泉地で商品化の動きが出始めている化粧水に注目。今年二月から準備を進めてきた。
製造は温泉を使った化粧水を作っているリプラス(東京)に委託。同社が開発した特殊な光触媒技術で雑菌を取り除き、保湿力や肌への浸透力を高める。同組合によると、温泉の源泉を使った化粧水は道内を含む全国の温泉地でも珍しいという。
同組合は「化粧品の開発で、おしゃれな温泉地というイメージづくりにもなる。定山渓土産の新しい定番に育て、温泉街の活性化につなげたい」と期待を込める。